速く楽に走れる着地方法【バネワンポイントレッスンVOL13】

走る時の足への衝撃は、踵着地のヒールストライク走法に比べ、つま先着地のフォアフット走法の方が少ない事を 前回の記事 で紹介しましたが速く走れるというメリットもあります。

■ブレーキのかからない走り方
着地衝撃を体感するために、下り坂を走ってみましょう。極端な踵着地をすると一歩一歩の着地衝撃が大きく、ブレーキになっていることが実感できると思います。踵着地でブレーキがかかっている感じになるのは、重心より足が前に行っているからです。

反対に足より重心を前に出すと、重心が先になるので、どんどん重心の方が前に進みますよね。つま先着地で下りを走るとブレーキがかからずにどんどんスピードが出て行くのがわかると思います。これはつま先着地では重心が前に行くためです。ブレーキがかからないのでより楽に、速く走れる。これがフォアフット走法の特徴です。

■フォアフット走法のポイント
重心が前になるのがフォアフット走法のポイント。人間は上半身を前に傾ければ重心を前にする事ができるので、フォアフット走法では上半身をやや前傾気味にする必要があります。ただ前に傾け過ぎると転ぶので、ちょうど良い上半身の角度を見つけましょう。

<上半身の角度の見つけ方>
1)つま先加重で背すじをまっすぐに立ってください。
2)この姿勢から、身体を斜め前方に傾けましょう。
こうして上半身を傾けて行くと、蹴り出す事なく自然に足が一歩前に出るはずです。
これは正に、重心が先に行って足が後についてきている状態。

フォアフット走法は重心が常に前に出て走っている事になるので、最適な上半身の角度は、自然と足が前に出る角度になります。足の着き方だけでなく、上半身の角度も考えてフォアフット走法を習得してください。

■踵着地のメリット
ブレーキがかからないのがフォアフット走法の特徴。だから速く走れますが着地衝撃を支えるための筋力はより必要になります。対して踵着地はブレーキがかかりますが、衝撃を骨格で受け止める走り方なので筋肉の負担は減ります。

踵着地はスピードに乗れないフォームですが、筋力が少ない初心者には筋肉の痛みが少ない、楽に走れるフォームとも言えます。上級者でもマラソンの後半や坂を下る時など、筋肉のダメージが大きい時に踵着地は欠かせなません。

ランニング初心者は踵着地で大丈夫です。半年ほど経ったら徐々につま先着地に移行してください。また上級者でもフォアフット走法を取り入れても踵着地が入るので、いつでも踵で衝撃を吸収できるようにバネインソールを活用してください。

ベーシック(インソール)ベーシックpkg
バネインソール ベーシック

ドットランニング(インソール)ドットランニングpkg
バネインソール ドットランニング


アーカイブ
TOP