スネのケガと足の形【バネインソールワンポイントレッスンvol.9】

冬の寒い時期から始まるのがマラソンや駅伝などランニングのレース。レースや練習が増えるのに比例して増えるのが疲労が原因で起こるケガ。今回はランナーに特に多いスネの疲労骨折と足の構造的な関係を見て行きましょう。

■スネを疲労骨折しやすい理由
歩行でカカトが接地する瞬間、スネにかかる衝撃は体重の5~7倍。ランニングでは衝撃が更に増えるので、ランナーに限らずスポーツする人にとってスネは痛めやすい部分です。

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http://solelife.tv/Column/shibata04/から画像転載

スネには2本骨があるのですが内くるぶし側にある脛骨(けいこつ)に比べ、外くるぶし側の腓骨(ひこつ)の方が長い作りになっています。骨が長いので地面に先に接する腓骨は特に疲労が蓄積しやすく痛めやすい部分です。
 
■負担を減らす2つの機能
スネの負荷を減らすためには足が地面に着地する最初の部分、足裏で衝撃を吸収してスネに伝わる衝撃を軽減させるしかありません。この機能は誰の足にもあります。一つは足の動きで衝撃を吸収する機能です。着地の瞬間に素早く「柔らかい足(回内)」になって一定の衝撃を吸収します。※この動きを安定させるには踵の骨「踵骨」を安定させることが大切です。詳しくはワンポイントレッスン1をご覧ください

もう一つがカカトの脂肪で衝撃を吸収する機能です。カカトを触ると柔らかい部分がありますが、ここには約1.3cmの脂肪と頑丈な結合組織があり約半分の衝撃を吸収していると言われています。この踵にある脂肪層を活かすためにインソールを活用しましょう。 

■ランナーにお勧め
バネインソール ドットランニング
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バネインソールは、黄色いプラスチックのヒールカップに球形の穴を開けカカトを包み込むことで、着地衝撃で脂肪が逃げない作りになっているのに加え、穴を開けた部分にも衝撃を吸収する素材を入れているので、着地衝撃は更に軽減される作りになっています。

脛の骨折を防ぐためにオーダーメイドのインソールに適う物はありませんが、市販の物ならバネインソールが優れています。スネの疲れや疲労骨折を繰り返している方はぜひお試しください。

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