トレーニングコーチ(フィジカルトレーナー)という仕事柄、自転車選手と接する機会が多いのですが、最近インソールを「秘密兵器」として投入する選手が増えています。理由は、重たいギアも踏めるようになる=トルクがUPするから、だそう。
なぜ、そのように感じられるのか。検証しましょう。
踵をホールドすると足裏全体で踏めるようになる。
自転車はつま先でペダルを踏むので、足が横に動くとペダルをまっすぐ踏めず力が逃げます。競技用ペダルのつま先が固定されているのは、足が横に動くのを防止するため。
自転車用のシューズは比較的硬い素材で作られているので、靴紐を締めても、シューズと足裏の間、特に踵の部分に隙間ができます。隙間ができるから、足は靴の中で動く。
せっかく、つま先をペダルで固定しても、靴と足の間の隙間の影響で、足が横に動いてしまっては、最大限のパワーをペダルに伝えることができません。
反対に、隙間ができやすい踵部分をインソールで埋めることができれば、最大限のパワーをペダルに伝えられることになります。
バネインソールが好評な理由
何人かの自転車選手にバネインソールのアスリートスキンを試してもらったのですが、かなりの好評を得ることができました。その理由は大きく考えて3つ
1.踵部分をオリジナルのカップでホールドするようにできているので、シューズと足の隙間を埋められる。
2.表面のグリップ力。素材自体が滑り辛いので、更に固定力が増す。
3.表面の硬さ。硬くて薄い素材でできているので踏み込む力が逃げない。
これらの機能が働くので、力が逃げず、最大限のパワーをペダルに伝えられるようになる。これが冒頭のコメント「重いギアが踏めるようになった」に結びつくのでしょう。
力が逃げない。ということは、無駄な力を使わないということでもあります。これは長時間ライディングの疲労軽減にも役立つでしょう。
競技志向の方だけでなく、健康のために自転車を乗っている方にもバネインソールアスリートスキンはお勧めです。ぜひお試しください。